上越市内の除雪機販売店様よりの外注作業です。
機体はホンダハイブリッド除雪機HSS1170i、今年の冬モデル。
右モーターフロントカバーのOリング交換です。
実はこの機体、オイル漏れでお預かりしましたが原因はタペットカバーパッキン不良。
なんですが、お客様よりオイル漏れ確認時にモーターからOリングがはみ出てるとご指摘あり。
確認するとモーターの一番底部からはみ出てますね…
この部分にはオイルは入ってません、ローターやセンサーがある空間をシールしています。
なのでオイル漏れの原因にはなりませんが、水が入るともっとマズイ事になりますね。
ECUのデータをモニターしたところ不具合履歴はありません。
早速分解して内部診断です。
↑の部品(丸い)のがモーターフロントカバー、こっち面は普段機体の方向を向いてます。
中央の少し小さな丸いところが電磁ブレーキです。
ハイブリッド除雪機は走行クラッチOFFまたはエンジン停止でこのブレーキが作動します。
なので坂道を勝手に下ったりしないんです。
さらに奥の部分をチェック、幸い漏水はありません、良かった…
ここは最終減速機、モーターの回転をこの部分で減速しています。
クローラースプロケットはモーターの回転数より低い回転数で回るんです。
約4時間ほどで作業完了です。
今回の不具合はメーカー組立担当者のポカです。
こんな事もあるんですね。