ヤマハインバータ発電機EF2500iの不具合機が入庫です。
到着後試運転を行うとお客様のおっしゃるように回転が上がりません。
エンジンも苦しそうにブルブルしてます。
早速故障診断です。
この機種、スロットルはインバータユニットが電子制御でモーター駆動してます。
でもインバータがおかしくなると始動不能になる事の方が多いので要注意。
今回は始動は良好、かかってから苦しそうに回ります、低回転で。
って事は一番最初に見なきゃならない所は↓ですよね。
スパークアレスター(防爆網)です。
マフラーから火の粉が出ないようにする金網。
これ詰まると排気ブレーキが効いた車の様にエンジンがもがきます。
網、まっ黒なカーボンで詰まってます。
光にすかしても先が見えません。
ためしに網なしで始動すると快調にふけあがります。
犯人はこれでした。
防爆網を清掃しエアフローを確保。
*カーボンが頑固に固着してパーツクリーナーやキャブクリーナーでは除去不能
バーナーで焼いてカーボンを落とします。
全負荷テストの結果良好です。
つまらない原因ですがしばしば起こります。
そのまま使い続けていたら排気閉塞でオーバーヒートする所でした。
大事に至らなくて良かったですね。