チェーンソーのオイルはオイルポンプがあるから出るんです。
「当たり前だよ」って言われそうですが中身を見た人って意外と少ない様です。
なので今回お見せします。
これゼノアG3501EZのオイルポンプ
銀色の部品がオイルポンプ、グレーのがウォームギヤ。
クラッチドラムによりウォームギヤが回転しポンプに動力を伝えます。
これ、裏面です。
これを分解すると↓の様に分離します。
位置関係が分かりやすい様に置いてみました。
ポンプ右にある筒がオイル通路です。
下の筒にはオイルタンクから延びるホースが接続。
上の筒はオイル出口へとつながるパイプが接続します。
そして上と下に伸びるパイプ間に横方から挟まる軸がポンプ軸です。
↓がそれ
先端部が半月状に切り欠きがあり、軸が回転する事により下からオイルをくみ上げています。
見やすくするため赤色でマークしました。
ポンプ軸ギヤはウォーム内側のギヤと接触し回転します。
このウォームギヤはプラスチック製なのでゴミ噛みやオイル入れ忘れで軸の抵抗増大などで摩滅する事があります。
以前はウォーム中央に真鍮製のカラーが無くただのプラスチックだったのでよくダメになりましたねココ。
このタイプになって故障が激減しました。
オイルポンプはデリケートな部品です。
オイル切れや周辺の汚れや木くず詰まりは故障の原因になります。
ストレーナやタンク内もあわせて定期的なメンテナンスをしましょう。