ホンダハイブリッド除雪機HSS1170iが走行不能。
実はお客様がご自分でバッテリー交換をしてから不具合が発生しました。
元をたどればバッテリー劣化で警告灯10回点滅が発生、バッテリーを交換たそです。
そしたら警告灯連続点滅&走行不能になりました。
早速診断です。
診断機を機体に接続してECUをチェック。
出てきた履歴は「バッテリー電圧低下」が連続記録。
でも、バッテリーは新品、データモニターの電圧は14.6Vを表示。
ACG出力が正常であることがわかります、発電機は生きてます。
これ、ECUの内部故障ですね。
ECUの内部判定段で異常判定をしています。
ECUの交換となりました。
右の四角いのがECU、左の丸いのがACG(オルタネータ)
今回のトラブルはバッテリー交換時の事故と推測されます。
プラス側ラインをショートさせてしまったのでしょう。
アースを外す前にプラス側を外そうとして工具と機体金属部が接触するとスパークが発生します。
その結果、電子回路にサージ電流が流れ素子が破壊されます。
落雷と同じ威力があります。
今回の修理費用は13万円オーバーとなりました。
ECUの部品だけで11万円以上します。
バッテリー交換は正しい手順で作業をしてください。
くれぐれもプラス側から端子を外してはダメです。