週末は雪の予報、急ピッチで修理業務をしています。
今回はHS1180Zの充電不能です。
この機種ではしばしば起きる不具合です。
早速数値測定をします。
正常なバッテリーを取付エンジンを始動します。
↑のようなクランプメーターをアースラインに噛ませます。
写真では「1.10アンペア」を表示。
これ、作業中にバッテリーを消費している証拠です。
絶えず1.1アンペアー消費しています。
エンジンから出ているチャージコイルのギボシ部分で発電電圧を計ると18V出てるのでコイルは正常。
残るはレギュレーターと配線ですね。
↑矢印のがレギュレーター。
この機種のは整流と電圧調整を両方行うレクチファアレギュレータ。
メインンハーネスとレギュレーターの接続コネクターを確認すると「焦げてます」
オレンジ色のラインが焦げてますね。
この線、チャージコイルからの入力です、しばしばこの症状に直面します。
メインンハーネスとレギュレータを交換するとものすごい金額になるのでバイパス手術で直します。
修理後の充電レベルを測定すると3.7Aの充電電流がバッテリーに流れるようになりました。
レギュレータの調整点電圧も13.8Vに回復。
修理前は常にバッテリーと同じ電圧でした。
これで修理完了です。