STIHLのチェエーンソーMS261が焼き付きです。
M-Tronic無しのアナログキャブ機。
2013年式ですが稼働時間は短そうですが…
でも~、ガイドバーが真っ青、ソーチェーンも絶対切れないよねって状態です。
こんな状態で連続高負荷かけて高回転でガス欠したら焼き付きます。
エンジン本体に焼き付きの原因になる不具合がないか加圧テストをしましたがOK。
キャブレターやストレーナは全然問題なし。
原因は使用方法ですね。
シリンダーとピストンの交換作業にかかります。
このMS261は整備性がとてもイイので復旧作業は比較的早く終わりそうです。
ピストンはこの状態、吸気側までガリガリ。
ささっと新しいピストンを取付、2MIXエンジン特有のピストンですね。
吸気口もこんなデザイン。
キャブセッティングを追い込む為、邪魔なリミッターを撤去。
このキャブ、マイナスドライバーじゃ~調整できません、特殊工具が必要です。
約1時間半で作業完了、ここからセッティングを出していきます。
シリンダーとピストンの当たり出しを済ませてからセットです。
リッチダウン回転数は400rpm、最高回転数は14000rpmにセットします。
MS261は基準戻し回転数と実際の最適値のズレが多い気がします。
かなりの台数セッティングしましたが、リミットスクリュー付きではダメな方が多いです。
セッティングを済ませての試し切りは絶好調!
本来のMS261に戻りました。