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Channel: PLOW上越・ホンダウォークの修理ブログ
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STIHL 024AVの燃料漏れ修理

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STIHLの旧型機 024AVの修理依頼品です。

これが今回の患者です。

製造後かなりの年月が経過しています。

 

症状は「燃料が漏れてくる」。

タンク加圧テストをしようとするとすでに漏れてきます。

でも、燃料ホースじゃないですね。

タンク上のベント部から漏れてきます。

ベントの役割は燃料の消費によってタンク内圧が負圧になるのを防ぎます。

密閉されたタンク内の燃料が完全に消費されると真空になっちゃいます。

なので、ベントが外気をタンク内に供給します。

でも、内圧が高まっても燃料が出て来ないように逆流しない構造になってます。

これ、タンク内を見上げた図。

穴が開いてますね、これ異常です。

本来は↓の部品「ベント」が装着されてます。

これが正しいタンク内部の図。

これがベントです、柔らかいゴム製です。

大きい丸い部分がタンク内面と接触して開閉弁の役割をします。

部品番号 1110 353 1600 部品名「バルブ」

ちなみにこれが最近の機種で使われてるベント。

役目は同じです。

 

この機体のベントは何処にいちゃったんでしょうか?????

作業ついでにタンクキャップのシールも交換しときます。

右が古い部品、左が新品。

結構劣化してますね。

部品番号 0000 359 1220 部品名「シーリング リング」

 

燃料を注入し症状が改善しました。

 

 


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