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Channel: PLOW上越・ホンダウォークの修理ブログ
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週末はチェンソーの持ち込みが多いんです

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長野県よりお持ち込みいただいた整備依頼品。

ハスクバーナ262XPです、1997年製造モデルなので21年経過

ユーザーが自分でキャブレターを分解したらエンジンが吹けなくなったそうです。

分解したキャブをエアブローしたら何かが飛んで行った様な気がするらしい

 

試運転の結果は始動するがスロットルを握るとエンスト。

燃料ストレーナは問題ないです。

分解時に何かやちゃってる可能性が大です。

ま~、キャブはいつものHDAなので超簡単な構造、分解して確かめます。

2シリーズは簡単にキャブが取り外せるんで楽ですね。

3や5シリーズは面倒です。

で、↑の写真、明らかにダメです、決定的に。

メタリングレバー高さが異常値です、すごく高いよ。

 

取り外して修正、バルブシートも問題ないか点検。

レバーはあり得ない曲がり方、分解時に曲げちゃったんでしょうか。

修正して取付ます。

ちなみにHDAのレバー高さはキャブボディーベース面と面一です。

つづいてポンプ室の点検ですがやはり何か飛んで行ったってのは本当ですね。

スクリーンがありません

燃料ストレーナを通過してしまった微小な異物を濾過する最後の砦。

凄~く重要なパーツです。

新しいスクリーンを取り付けたました。

細かな金網です、長期間分解清掃していないキャブはここにココアの粉くら細かいダストが蓄積している事多々。

 

問題点が見えたので改善作業を行い組付けエンジン調整をおこない基準値にセットします。

アイドルスピードは2500~2900rpm

トップスピードは13500rpmが基準値。

 

キャブセッティングを行いハスクらしい回転フィールに復活しました。

やっぱりハスクの2シリーズってイイですね。

端正なフォルムや元気な回転上昇と手ごたえ。

最近の神経質なNewモデルとはちょっと違います。

 

 

 

 


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