2月に入り雪の降らない日が続いたんで油断してました。
昨夜は気温も下がり道路が完全凍結 ( ゚Д゚)
路肩に数台の車が転落してました、皆さん運転には気を付けましょう。
そんな中、山間地で酷使したHS970が入庫しました。
現象は「走行不能」です。
この現象で確認することは
①ミッションの自走/手押し切替レバーが自走になっているか?
②クローラー軸とスプロケットをつなぐピンが脱落していないか?
(左右輪どちらかダメだと除雪機はドンドン曲がって行きます)
③変速ワイヤーの不具合 ワイヤ切れ、エンドアイの外れなど
④走行ベルト損傷、メインクラッチワイヤー切損
等々、色々考えられます。
でも、今回は上記4か所はOK!
この機種の整備に慣れてる方なら「あれだね」って思ったと思います。
そう、サブミッション内部の損傷なんです。
機体後方より下部のミッション軸を見ながらメインクラッチを握り走行させて下さい。
HSTミッションの出力軸が回転するはずです。
この軸はサイドフレームに固定されているサブミッションに入っています。
HSTミッション軸が回転しても走行しない場合はサブミッション内部で不具合が起こってます。
サブミッション(矢印)を取り外す為には機体をバラバラにする必要があるんです。
(上写真は分解作業中のメカニック塩崎)
やっと外れました。
サブミッションの内部は4枚のギヤがあります。
ミッションオイルは入っていなくて、組み付け時にグリスを封入します。
オイルシールの機能が低下するとこの中に水が入っている時があるんです。
この中に故障の原因部品が隠れてます。
次回に続きます。