ホンダハイブリッド機HSS1170iの修理です。
「エンジンは掛かるが走行が出来ない」と言う事で引き取ってきました。
機体のパネルに異常表示がでるので、診断システム「Dr.H」で診断します。
ハイブリッド機の各センサー信号をリアルタイムで確認できるシステムです。
ダイアグノーシスはLモーターサーミスタがNGと申してます。
推定原因
①センサー異常(モーターに付いてる基盤の交換が必要)
超めんどくさい作業になります。
②配線、コネクターの不良(そうである事を祈ります)
③ECUの故障
早速点検です。
まずは②から行きます、いきなり①には行きません。
(エンジン下ろしたあとクローラー外してモーター分解になります)
回路図で配線色とコネクター番号を確認して配線をチェックします。
で、発見!
ドライバーユニットわきの配線がなぜか2センチほど消失してます。
配線保護チューブに何やらかじった跡が!
明らかにネズミですね。
この青い配線はまぎれもなくLサーミスタ信号線です。
簡単な故障でラッキーでした。
消失した配線を継ぎ足しハンダ付け、熱収縮チューブで保護し復元します。
無事修理完了です。