市内の同業者様よりの修理依頼品が入庫。
ホンダハイブリッド除雪機HSM1590iです。
セルは回りますがエンジンが始動しません。
点火コイルを点検すると正常です。
プラグも先方が交換済み。
さ~て何でしょうね。
ECUの故障履歴を確認すると「LドライバーCPU故障」と「Lドライバー電圧低下」が交互に記録されてます。
HSM1590IにはメインECUとエンジンECUが別にあり相互に通信してます。
でも~、Lドライバーと点火制御は関連性ありません。
現在の稼働時間は8421分、故障時期は7495分なので過去のバッテリー電圧低下由来の誤判定を拾ったのでしょう。
配線類の断線はみあたりません。
データーモニターの結果エンジンECUが犯人ですね。
キャブレターの上に載ってるのがエンジンECU。
鉄のカバーがカブってますが内部に黒いユニット本体が隠れてます。
取り外したECU、カバーとパッキンは再使用不可。
3点セットで交換します。
交換後正常に始動するようになりました。
が、これで終わりではありません。
新しいECUにスロットルセンサーの作動範囲を覚えさせる必要があります。
初期設定を完了させ負荷テストを実施し完治したことを確認。
戦線復帰です。