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Channel: PLOW上越・ホンダウォークの修理ブログ
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発電機の整備中です

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災害が起こると発電機修理のお問い合わせが急増します。

 

日ごろから点検整備をしていれば良いのですが、必要な時に動いてれないんです

これは柏崎市内の修理業者様よりの整備依頼品です。

新ダイワEGR2600-A

PLOW上越店は修理業者様からの外注修理もしています。

 

症状は「発電しない」…

一番困った症状ですね。

発電部のカバーを外すとこんな絵になります。

黒い塊がAVRユニット、発電量をコントロールする役目をしてます。

中央ちょっと上の小さい黒いパーツがブラシです。

 

いつも通りチャチャっと診断して行きます。

無負荷発電電圧を測定すると0Vではなく数V出てきます。

続いてステータの絶縁テストメガーで測定

ん~、ダメですね~、基準値を大幅に超えてます。

コイルの絶縁が維持できてません。

ステータコイルの交換が必要ですね、でも部品金額は¥52,560(税別)

この時点でもうアレです、技術料入れると新品市場価格と同程度。

AVRユニットやブラシの金額を考えると修理は現実的じゃありませんね。

 

見積を提出して次の患者の診察です。

これも新ダイワiEG900M ヤマハのOEM機です。

色が赤い以外は同じ機械。

某自動車部品メーカー様工場の非常用発電機。

この発電機は定期メンテナンスでお預かりしました。

 

来る非常事態に備えて整備をしたあとタンクとキャブのガソリンを抜き取り保管します。

一通り整備た後、正しい電気が発電できているか測定します。

 

テキトウな修理工場ではサーキットテスターで発生電圧を測定してOKにしますがそれじゃーダメです。

ちゃんと波形のチェックをしないと電子機器を安心して接続できませんよね。

インバーター発電機として綺麗な波形を出力しているかオシロスコープで確認。

 

安いインバータ発電機の波形を測定すると「ホントにインバータ???」って波が出ます。

自分のパソコンは絶対に繋ぎたく無い機種が多々あります。

↑の波形はOK、正常に制御された綺麗な電気が出てきます。

 

高価なノートパソコンや電子機器を繋ぐならキチンと整備・点検された発電機を使ってくださいね

 

 

 


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