ここ最近、ホームセンター専売品の修理が激増です ヽ(゚◇゚ )ノ
修理品の6割~7割がそうなんです。
丸山BIG-M AC303RSが不調。
現象は「始動するがスロットルを開けるとエンスト」 ヽ(`Д´)ノ
購入後2年の機体だそうです。
早速故障診断。
圧縮圧力はOK、10K近く出てます ( ̄□ ̄;)!!
マジですか~って数値、プラグ穴からシリンダー壁を覗くと…
「テカテカ、ツルピカ!☆☆☆」ってくらいてらてらです。
メッキ面が摩耗して磨き込まれたんですね (´□`。)
この圧縮圧力も最後の輝きって感じです。
クロスハッチが消滅してるんで焼付きの危険性大の状況。
お客様に状況報告と今後の進め方を相談。
「今年いっぱい使える様にして」との事。
なんとかする事にしました。
ピストンリングスティックは発生していない様なので、スパークの点検を実施。
OKなので吸気系のトラブルと断定しました。
で、キャブを外します。
ベンチュリー入口が超汚い (´_`。)
このキャブ、ウォルブローをコピーした中華キャブですが本家ウォルブローのパーツが使えます。
さすがコピー ヽ(゜▽、゜)ノ
メタリングダイヤフラムです。
凄くふやけてますな ヽ(゚◇゚ )ノ
ポンプダイヤフラムです ((((((ノ゚⊿゚)ノ
想像異常に酷い状態でした。
ポンプ室は腐食してこのありさま、燃料管理に問題があった証拠です。
各パーツを洗浄して乾燥させます。
新品のダイヤフラムを準備、常備在庫してます。
はい完成 (ノ゚ο゚)ノ
機体に装着して空燃費の微調整をして完了です。
絶好調になりましたよ。
燃料管理には気をつけて下さい。
長期間使わない時はタンクの燃料を抜いてからエンジンを始動して止まるまで待ちましょう。
キャブ内部の燃料が燃え尽きてクリーンな状態で保管できます。