開店と同時に修理でお持ち込いただきました。
ホンダ刈払機 UMK431L (ノ´▽`)ノ
お客様がご自分でプライミングポンプを交換したら始動できなくなったそうです ( ̄□ ̄;)
プライミングポンプの作動は正常です。
燃料をキャブに引込んでからタンクにパージしてます。
圧縮圧力、点火火花もOK。
やっぱりキャブですね。
分解開始です。
ダイヤフラムが凄い事になってます Σ(゚д゚;)
伸び切ってますね。
でも、何か「甘い匂い」がします (ノ゚ο゚)ノ
劣化ガソリンの匂いとは全く異質な…
経年劣化で硬化するどころか延びて膨らんでます。
ポンプダイヤフラムはこんな状態 (-_-メ
仕方ないのでダイヤフラムを交換します。
たぶんコレ、分解時にケミカルで洗浄したんだと思います。
洗浄剤には色々な成分的特徴があって、ゴム製のダイヤフラムを硬化させてしまうタイプとか今回みたいに伸ばしちゃうタイプとかがあるんです。
一般的なパーツクリーナーなどはアルコールが含まれてるんでダイヤフラムが「パリッパリ」に固くなります。
逆に泡にならないタイプのキャブクリーナーはダイヤフラムをグニャグニャにするタイプが多いんです。
なので、キャブレターを洗浄する時はケミカルのマッチングを確認してからの作業が必要なんです (´□`。)
気をつけましょうね。