ここ最近修理の依頼が多いのが新ダイワのエンジンカッター (ノ゚ο゚)ノ
エンジン吹けないとか焼付いたとかが多いです (´□`。)
今日のご入庫は「ECD757」
作動確認すると「トップスピードが低い」「レスポンス悪い」って状況。
Hが濃い感じですがなんか変?
失火の様な、でもなんか変な吹け具合。
スパークプラグの焼け方は空燃比がオーバーリッチである事を教えてくれています。
でも回転低下や軽いハンチングっぽいフィーリングが気に入りません ヽ(`Д´)ノ
でもその前にベルトテンションのロックナット「緩々」
全然張って無いんで調整してから診断に入ります。
圧縮と点火火花はOK (ノ゚ο゚)ノ
やっぱり「HDAが原因のアレ」っぽいんで分解診断をします。
私の大嫌いな「ウォルブローHDA」 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
こまったチャンなキャブです。
ポンプダイヤフラムカバーを外すと「やっぱりね」です。
このキャブ、ダイヤフラムがボディーからはみ出てしまう欠点があるんです。
もう何台修理した事やら…
ゼノアのチェンソーG620も同じ現象がでますよ、HDAですから。
左が新品、右が機体から外したダイヤフラム。
上のはグニャグニャに伸びて膨らんで、下のは伸びてキャブボディーからはみ出る始末 ヽ(`Д´)ノ
こんなだからキャブレターからガソリンが滲み出てきます。
安全性にも問題ありだとおもうんですが…
こんな事が当たり前に起きるんです、この機種。
新ダイワのエンジンカッターでエアクリーナーケース下が湿ってたら要注意です。
今回はダイヤフラムとスパークプラグを交換、空燃比調整をして快調に回るようになりました (ノ´▽`)ノ