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Channel: PLOW上越・ホンダウォークの修理ブログ
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ホンダ「FV200 ピアンタ」のオイル漏れ

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少し涼しくなって畑作業がはかどる季節です。


今回はホンダガス耕運機ピアンタ」のオイル漏れ修理です ((((((ノ゚⊿゚)ノ




「ピアンタ」のミッションはプチ菜FG201共通なので、修理方法は同じです。




耕運軸からミッションオイルが漏れちゃいます\(゜□゜)/

コレを修理しますよ。


まずはエンジンオイルを全部抜き取ります Σ(゚д゚;)

これ非常に重要! 理由は後ほど分かります。



ローターをはずしたらシールに被っている金属製のキャップと樹脂のワッシャーを取外します。



次にミッションボトムカバーを外してミッションオイルを抜き取ります。

ドレンボルトはありませんよ ( ̄□ ̄;)!!

そしたら、シールプーラーでシールを抜き取ります。

コレ有ると簡単に抜けます、もって無い人はマイナスドライバーでこじっても取れます。

*ミッションのシール取付面は絶対に傷付けないで下さい、そこから漏れます。



外したオイルシール、リップ内部に土が侵入しています。

軸に傷が無いかチェックする必要がありますね。



軸のリップ当り面に溝状の摩耗があれば軸交換です。

要するにミッションオーバーホール (  ゚ ▽ ゚ ;)


今回の機体はギリギリセーフ、耐水ペーパーで修正すればOK

軸の錆やバリを取り除いてから新しいシールを打ち込みます。

*錆びた軸にシールを通すとシールがダメになりますよ



ちなみに今回使う部品です。

ボトムパッキンは紙なので外すとき破れます。



シールを取り付けたら復元作業。

その前にミッションオイルを注入します、忘れずに。


ここでエンジンオイルを抜いておいた意味が分かります




ハイ、コレが理由です (ノ゚ο゚)ノ

ピアンタ逆さま


そうです、ミッションオイルはミッションを逆さまにして入れるんです。

なので機体は逆立ちさせないといけません。


エンジンオイルが入ってるとエアクリーナーケースに逆流してエンジンがかからなくなっちゃいます。



ここで注意点!

FV200とFG201ミッションオイル特殊なオイル

普通のオイルは使えません ∑(゚Д゚)

使うと壊れます


ピアンタの指定オイルは↓

出光ダフニーアルファウォームギヤオイル#460


460! \(゜□゜)/


普通のミッションオイルは#90、硬さが全然違います。


注入量も「0.08L」、80ccと超微量と呼べる少量。


特殊オイルでミッション部品を持たせています。




注入が完了したら軸にグリスをぬりローターを取り付け。


忘れずにエンジンオイルを注入して作動確認をします。


これで作業完了。

約40分の作業でした。











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