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Channel: PLOW上越・ホンダウォークの修理ブログ
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チェンソーのキャブレター調整方法 

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伐採に最適な季節が近づいてきました。


弊社整備工場にも沢山のチェンソーが集まっています。

2月中旬までには整備を完了させるべく頑張ってます (ノ゚ο゚)ノ


今回は「キャブレター調整方法って????」にお答えします。

県外からも電話での問い合わせが非常に多いのですが、電話では伝えきれないんです \(゜□゜)/



チェンソーのトップカバーを外すとエアクリーナーの下にキャブレターが有ります。

お手入れ時はこの辺までは見えてるはずです。



で、本題。

キャブレターの調整個所は↑図の3つのスクリューで行います Σ(゚д゚;)


それぞれが何をやってるかを理解しなくては調整はできません。


その①「アイドル調整スクリュー」 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

その名の通り、アイドリング回転を調整します。


スロットルバルブ閉まる位置を機械的に調整してます。

時計方向に回すとアイドル回転が高くなります。


その②「ローニードルLマーク)

低速から中速までの燃料が出て行く穴を広くしたり、狭くしたりします。

時計方向に回すと燃料が「薄く」なります。


その③「ハイニードル(Hマーク)

中速から高速域の燃料が出て行く穴を広くしたり、狭くしたりします。

時計方向に回すと燃料が「薄く」なります。


バイクや耕運機のキャブレターは「メインジェット」に開いた穴の大きさで燃料の濃さを決めますが、チェンソーは穴に円錐状の尖った針刺して「ネジを回転」する事で針を上下させ隙間を調整します  (ノ´▽`)ノ


スクリューを締めると隙間が狭くなって出て行く燃料が減るんです、逆に緩めると燃料が多く出て行きます。


ニードルをイッパイまで締めると燃料は全く出ません。


*注)

ニードルの回転する量を規制する「リミットキャップ」が付いてる機種は調整時には取り外します。

キャブレターを分解するとコンな感じ。

左下の2つの尖った部品がニードルですね。



チェンソーには各機種ごとに「基準調整値」が有ります。

これは「ゼノア基準値表


各ニードルを一番閉め込んだ所から何回転戻すかが書かれてます (ノ゚ο゚)ノ


ゼノアG3500AVの例 L:1回転と1/4戻し H:1回転と1/2戻し


でも、これはあくまで調整をスタートする基準位置、このデータ通りに調整しても調子良くはなりません ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


「じゃー、どうやるの?」は次回へ







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