除雪シーズンも折り返し地点をすぎましたが、機械のチェックしてますか?
この時分、ベルト切れやオイル不足などでの修理が出てくるんです(;^_^A
ベルトは切れても交換すればなんとかなるんですが、エンジンオイル不足は致命的なトラブルを引き起こします。
これはホンダ製エンジンGX200のクランクケースカバーを外した所です。
でっかいギヤがカムシャフトのギヤー、小さいギヤはクランクシャフトのギヤです。
クランクシャフトが回転すると小さいギヤが大きなカムシャフトのギヤーをまわします。
このギヤの大きさの違いで、カムシャフトはクランクの半分の回転数で回るんです(ノ゚ο゚)ノ
すいません、話がソレましたσ(^_^;)
良く見ると、クランクケースの中には黒いプラスチックの部品が付いてます。
エンジンの中にあって、エンジンオイルの量を見張ってるんです。
中型ハイブリッド機だと、エンジンキーをONにすると表示パネルのランプが点灯して「カチカチカチ」と音がした後に、正常ならオイル警告灯は消えます。
その時にオイルの量が一定量以上あるか判定してるのがこのセンサーなんです。
(赤い矢印の部品です)
オレンジ色の矢印が指してる部分は「オイル ディッパ」、コンロッドキャップから生えてるツノ?です。
実は汎用エンジンの多くはエンジン内部でこのツノがオイルをかき揚げて、飛び散ったオイルでエンジン内部を潤滑してるんです( ̄□ ̄;)!!
かなりアバウトな方法なんです。
そうなんです、このツノよりオイルの高さが低くなったらエンジンは潤滑されなくなっちゃいます。
写真を見て分かった方もいると思いますがクランク軸方向にエンジンが大きく傾くと、このツノでオイルをかき揚げる事が困難になります。
規定量のオイルがあればそれほど心配は要りませんが、量が減った状態で大きく傾斜すると危険ですよね。
急傾斜で除雪作業をする時はオイルの量に十分注意して下さい。