進行中のホンダ除雪機HSM1180iのエンジンメンテナンス ヽ(゚◇゚ )ノ
クランクケースとクランクシャフトのマッチング確認。
スラスト値のチェックをしてから他のパーツを組み込みます。
ガバナーアームを組み付けたところ。
このアーム、この状態で組まないとダメ、後からは入りません ∑(゚Д゚)
タペットの組付けです、これもクリアランスは様チェック。
次はピストンとコンロッドの組付け。
コンロッドボルトは必ずトルクレンチ(信頼できる品質の物)を使い締めます。
締め付けトルク値が小さい為(14N)一番神経を使うところです。
締めすぎるとビッグエンドが簡単に焼き付きます ヽ(;´Д`)ノ
これ、カムシャフト。
銀色の部品はオートデコンプです。
これがあるので390ccのエンジンでもリコイルで簡単に始動出るんです。
ヤマハSR400なんかは左ハンドルのレバーで手動セットする構造ですよね。
カムシャフトとバランサーシャフトを組み込んだ図。
各軸間で合わせマークがあります、間違うと悲惨な事に (−_−#)
白いプラスチックのギヤがガバナーギヤ、クランクシャフトにより駆動されると中央の3つのウエイト開き回転数を自動調整します。
このカバーで蓋をして腰下の整備は完了します。
これが完成した腰下。
自動車業界では「ショートエンジン」とか「ショートブロック」と呼ぶ状態です。
ホンダ汎用エンジンはこの状態での供給はありません。
このあと、機体からダメージのあるエンジンを降ろして換装します。
残りの作業は後日アップしますね。