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Channel: PLOW上越・ホンダウォークの修理ブログ
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ホンダ発電機 EU16i エコアイドル時「ブルブルッ」

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ホンダインバータ発電機EU16iの不調です ヽ(`Д´)ノ

まだ新しい機体ですがエコスロットルONで低回転モードに入るとエンジンが「ぶるぶる」不安定になるんです ( ̄□ ̄;)

それも微妙に…

 

エンジンのメカニカルなトラブルじゃなくて、空燃比が薄い現象です。

試しにチョークを少し閉じると「ピタッ」と安定 (ノ´▽`)ノ

 

高速回転は絶好調なんでパイロット系の調整が合ってないんですね。

キャブレターにはスロー回転時の燃料供給を補助するプライマリー系が有ります。

プライマリー系のガソリン供給量はキャブレターの横に調整用ニードルがあって出荷時に規定値にセットされてますが、生産工場で組み合わされるエンジンとキャブレターの微妙な相性でセッティングが既定値では不調な事があるんです。

 

今回の機体もその一台 (´□`。)

発電機など大量生産される工業製品ではありがち。

*本来はあっちゃダメなんですが…

 

そんな時は調整します。

しか~し、最近のエンジンは排気ガス規制の為、調整スクリューに調整代を規制するリミッターが取りつけてあってほぼ調整代ゼロ ヽ(`Д´)ノ

 

今回のEU16iもリミッターが付いてます。

↑こんなのがスクリューに接着してあります。

これを外さないと調整は出来ません、って事で外します。

キャブを少しずらして作業スペースを確保。

このキャップ、ロックタイトでスクリューに固定してあります。

*ロックタイト=ネジの緩み止めケミカル

240℃以上に加熱するとロックタイトが溶けるので、半田コテで加熱します。

イイ感じに温まったらノーズプライヤーで引っ張ります。

注)本来スクリューはリミッター部を折って取り外す為一部が細くなってます(折りやすくする為)

今回はスクリューを再使用する為折れない様に慎重の外します。

キャップを外すとマイナス溝を切った真鍮製のスクリューが顔を出します。

汚いのはロックタイトが残ってるから (ノ´▽`)ノ

摘出成功です。

 

この状態で一度組立、エンジンを始動してキャブ調整をします。

調子がでたら先程外したリミッターにロックタイトを塗布、スクリューの頭に取付け硬化を待ちます。

これ、今回作業に使用した「ガス半田コテ

DREMEL Model2000 (ノ゚ο゚)ノ

ガス充填式で電源不要!超便利です。

燃料のガスはコンビニで売ってるライター用ガス。

いろんなアタッチメントが付属してます。

修理の必需品です。

 

 

 

 


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