天気予報はかなり凄い事になってます (ノ´▽`)ノ
そんな中、修理依頼をいただきました。
患者はホンダ・スノーファイター「HS1810Z」 \(゜□゜)/
ワクワクします。
端正なフォルムが好きです。
今回の症状は「作業中エンジンが停止して再始動不能」 ヽ(`Д´)ノ
現場に急行して症状を確認するとやはり始動しません。
状況:
①セルが回って点火火花は出る。
②オーガの上下動、ヘッドライト点灯正常、シューター正常。
*インターロックリレ駆動電源がダウンならこれらも作動しません
③燃料は綺麗、香りもイイ感じ。
④スパークプラグはカブって無い。
⑤圧縮もOK
以上
燃料供給の不具合ですね ヽ(゚◇゚ )ノ
実はホンダHS1810Zには電磁ポンプタイプとダイヤフラムポンプタイプの燃料システムが存在します。
電磁ポンプタイプは比較的新しいタイプ。
正常ならイグニッションキーをONにすると「コトコト」数秒動いたあと静かになります。
今回の機体は音がしません \(゜□゜)/
*ダイヤフラムポンプ式の場合はエンジンオイルレベルゲージがちゃんと刺さってるか確認して下さい。
抜けてるとエンジン内部の圧力変動が穴から逃げてポンプが動きません。
意外と多いトラブル (´_`。)
そこでポンプの駆動電圧を計測するか…ってなりますが、診断時間を短縮する為別の所を先に測定します。
これ、キャブのフューエルカットソレノイドの配線です。
HS1810ZはキーをONにするとインターロックリレーから出た電圧で電磁ポンプとフューエルカッタソレノイドを駆動します。
そうです、並列接続になってます。
ポンプが動かなくてソレノイド駆動電圧が出なければ犯人は「インターロックリレー」又は「配線」って事になります。
これがインターロックリレー。
下流のポンプから順番にさかのぼって診断してもイイのですが時間が勿体無い (ノ´▽`)ノ
この機体ではキーONでフューエルカットソレノイド駆動電圧は出ませんでした ∑(゚Д゚)
じゃーインターロック系統がクロですねって事になります。
リレーの配線を揺すると「カチカチっ」とソレノイドの音がします。
ポンプも一瞬作動してすぐ停止 ( ゚ ▽ ゚ ;)
やはりココですね。
コネクターの端子を注視すると黒く変色してます。
腐食ですね。
接触不良が起きても不思議じゃない状態。
清掃してから接点復活剤を塗布、防錆処理をします。
問題ないですね。
分解個所を復元して始動すると絶好調 \(゜□゜)/
修理完了です。