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Channel: PLOW上越・ホンダウォークの修理ブログ
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ワドーのハイブリッド除雪機 ベルト異常摩耗

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以前はワドーもハイブリッド除雪機を販売してました ∑(゚Д゚)


って言ってもホンダの機械とはステッカーが違うだけ

機種はワドーSS1392」、ホンダHS1390i」と同じ機械です。

今回の不具合は「オーガベルトが異常摩耗する」 ヽ(`Д´)ノ


この不具合、初期型ハイブリッド機で散見される故障です。


ベルト摩耗の状況により幾つかの原因がありますが今回の不具合はベルトテンショナーの損傷が原因。



カバー内部は削れたベルトやら千切れたゴム片が大量に散乱。

酷い状況です。



原因はこの部品 (゜д゜;)

オーガベルトテンショナー」です。


中型ハイブリッド機のオーガベルトは常にこのテンショナーで張った状態にあります。

オーガレバーを握った時しかベルトが張らない小型機とは違うんです。


このテンショナー、軸部分が摩耗するとプーリーがベルトに斜めに当る様になります。

その結果、ベルトに不均一な力が掛かり偏摩耗が起きるんです (ノ゚ο゚)ノ



支点のピンブラケット樹脂製のブッシュを介して組んであります。

でも、ブッシュの定期交換を行わないとこんな酷い事に (_ _。)


ブッシュが砕けて、ブラケットと軸が直接接触。



穴が「ガバガバ」に… (ノ_-。)

コレじゃー「」が傾いちゃって当然ですよね。

その先のプーリーはもっと傾きます。



ちなみに新品部品との比較。

ピンにも溝状の摩耗が起きてます Σ(゚д゚;)


ホンダハイブリッド機も第二世代のHSMシリーズはこの部分の構造を設計変更して耐久性を向上させています。


今回の機体は第一世代機、残念ながらこうなります 。(´д`lll)


でもご安心ください、第二世代タイプに変更するキットがあるんです。

過去記事参照してね ↓

http://ameblo.jp/masu-hon/entry-12001719106.html


でも、このキット凄く高価 \(゜□゜)/

約¥25,000程


そんなにお金掛けられないよって事で、今回はスタンダードなパーツで修理

定期的な部品交換をすれば問題無く使いつづける事が出来ます。


穴が大きくなったブラケットと痩せ細ったピン、砕けたブッシュを交換。

部品代約¥1,600 ヽ(゜▽、゜)ノ

テンションアームブラケット  51176-V15-000

ピン                90751-797-000

チェンジアームブッシュ    54429-762-003 (2個)

割りピン3.0X30          94201-30300          


ベルト交換時には脱着する部品なので追加でココも交換した方はイイですよね。

重要なパーツですから。

今回は念の為、テンションプーリーベアリングも交換しておきました。

ベアリングは「6204DU」両面シール付きのタイプです。


こういった見えない部分の整備が機械を寿命を延ばすんです。



















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