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Channel: PLOW上越・ホンダウォークの修理ブログ
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この時期になるとボブキャットの修理が入庫します

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ホイルローダーの整備をしてると冬だなって実感します。



今回の患者は「ボブキャット 533」 (ノ´▽`)ノ

色々な業者で修理を断られたらしく弊社にご依頼が ヽ(゚◇゚ )ノ


症状は「ペダル取付部フレームが腐食して脱落

簡単に言うと「ズボっと抜けてます」 ∑(゚Д゚)

ブレーキだったら臨死体験が出来ますね。


ボブキャットは左ペダルでブームの上げ下げをしてます

ちなみにペダルはバケットの返しを操作



分かりずらいですがペダルを取り付ける基盤が朽ち果てて消失しています。


錆びた鉄は溶接ができません、広範囲に腐食部を切除して新しい基盤を作ります。



これ、取れたペダル。

基盤の痕跡が残ってますが指でつまむとポロポロ砕けます。



3.2mm厚の鉄板で消失したフレームを再生。

ペダル支点金具との位置決めをし、ボルトを通す穴を空けます。



出来あがった基盤とその他のパーツを塗装して仮組。

取付前の最終確認をします。

基盤は本体に溶接するのでこの作業がトテモ重要。




機体取付部の錆が酷く思うように溶接ビードが引けません (゚_゚i)

ホーシングの錆を削ると何処までも深く錆びていて穴が空きそうです。

極力肉厚が薄くならない様に母材を残します。


溶接後、亜鉛含有塗料で塗装

錆の進行を出来るだけ防ぐ為です。


約5時間の作業が完了、無事ブームが昇降できるようになりました。


狭いキャビンの奥底での作業、辛い作業でしたよ 。(´д`lll)










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