業者様よりハイブリッド除雪機の修理依頼が入りました。
機種は「ホンダHSM1180i」 ((((((ノ゚⊿゚)ノ
稼働時間は226時間です。
4回点滅は電装系の右ドライバー系統の異常を示すお知らせ (-"-;A
診断機DrHで故障履歴を確認しましたが、右ドライバー異常と表示するだけヽ(`Д´)ノ
不親切です…
素手で診察するしかない状況。
早速作業開始。
①ECUとドライバー間の配線点検
メインECUとドライバーコネクターまでの良非判定は以外と簡単。
左右のドライバーの信号配線コネクターを入替ます。
(電源系の太い配線コネクター2つは雄雌が逆で差し替えできません)
今回は点滅回数が6回になりました。
って事はドライバー信号線はECUまでOK!
その他の点検個所はモーターパワーリレー系とドライバーユニット本体 ( ゚ ▽ ゚ ;)
ドライバーユニットは高価な部品です、ヤマ感で交換する勇気はありません。
ちなみに¥36,750。
ちゃんと回路を点検して決着をつける必要があります。
②パワーリレー系点検です。
左右のパワーリレーを入れ替えてみます。
点滅回数が変化すればリレーって事になります。
両側のリレーがモーターパワーリレー、内側4個がハイトとローリングリレーです。
左右のパワーリレーを入れ替えてもNG、じゃーリレー電源をチェックする為にホルダーを外したらこんな感じになってました(ノ´▽`)ノ
切れてます、白地に青ラインの線が、それも焦げてます((((((ノ゚⊿゚)ノ
この線は右走行パワーリレーのコイル側電源線です。
(ECUの24VOUT端子に繋がっている線)
線が通っていたフレーム辺りを見ると、黒い塗装にも焦げ跡が‥・
そうです、レアショート現象が起きてました。
ヒューズは飛んでません、ジリジリと漏電して熱を持ったんですね。
やはり「ECU~ドライバー間」ではなく「ECU~リレー間」に問題があったんです。
予想的中でした。
断線した配線を補修しフレームに干渉しない様に取り回しをして完了です (^_^)v
電気は正直なのでキッチリ治せるのがイイですね。